将棋と中学受験の関係
「将棋をすると頭が良くなる」
このような話を、一度は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
では、本当に将棋と学力には関係があるのでしょうか。
私は幼い頃から将棋を続け、中学受験を経て現在は偏差値70を超える中学校に通っています。受験勉強や入学後の学校生活を通して、私は「将棋と学力には何らかの関係があるのではないか」と考えるようになりました。
私がそう感じた理由
中学受験を通して、私は将棋をしている子どもには学力が高い人が多いという印象を受けました。もちろん、これは私自身の経験から感じたことであり、すべての人に当てはまるとは限りません。
また、実際に中学校へ入学してからも、その印象は変わりませんでした。私の周りには将棋を指せる人が予想以上に多く、中には小学生の頃に将棋大会でよく顔を合わせていた人もいます。
私の経験だけでは、単なる偶然だった可能性もあります。しかし、将棋と学力の関係について調べてみると、それを裏付けるような研究もありました。
研究でも示された将棋と学力の関係
日本将棋連盟、SAPIX、東急株式会社が共同で行った実証実験では、将棋を学んだ子どもは通常の塾で学んだ子どもよりもテストの成績が良いという結果が報告されています。
特に、
– 思考力が必要な問題
– 推理力が必要な問題
では、その差が大きかったそうです。
もちろん、この研究だけで「将棋をすれば必ず学力が上がる」と証明されたわけではありません。しかし、私自身の経験と研究結果を合わせて考えると、将棋と学力には何らかの関係がある可能性は十分にあるのではないかと感じています。
なぜ、そのような傾向があるのか
私は、この疑問には三つの可能性があると考えています。
① 将棋によって思考力が鍛えられる
将棋では、相手の狙いを読み、何通りもの手を比較しながら最善手を考えます。
このような経験は、勉強で必要になる「考える力」と共通する部分があるように思います。
② 学力が高い子どもが将棋を好む
もともと考えることが好きだったり、学力が高かったりする子どもが将棋を好む可能性もあります。
もしそうであれば、「将棋をしている子どもの学力が高い」という傾向は、将棋そのものが原因ではないかもしれません。
③ 家庭環境の影響
教育に関心の高い家庭では、読書や勉強だけでなく、将棋のように考える力を育てる遊びに触れる機会が多いかもしれません。
そのため、家庭環境が学力と将棋の両方に影響している可能性も考えられます。
私の考え
私は、おそらくこの三つの要素が組み合わさっているのではないかと考えています。
将棋だけ、あるいは家庭環境だけが理由ではなく、さまざまな要因が重なった結果として、「将棋をしている子どもは学力が高い傾向がある」という印象につながっているのではないでしょうか。
現時点で、「将棋をすれば必ず学力が上がる」と断言することはできません。
しかし、私自身の経験や研究結果を見ると、将棋には子どもの思考力や推理力を伸ばし、それが学習にも良い影響を与える可能性があると考えています。
だからこそ、私はもっと多くの子どもたちに将棋に触れてほしいと思っています。
将棋は勝ち負けを競うだけのゲームではありません。自分で考え、試行錯誤し、相手の立場に立って考える力を養うことができる、とても奥深いゲームです。
たとえ将棋と学力の関係がまだ完全には解明されていなくても、子どもの成長につながる可能性を秘めた素晴らしい文化であることは間違いないと私は信じています。
将棋を始めてみたい方、子供に始めさせてみたい方へ
ここまで読んで、「将棋を始めてみようかな」と思った方もいるかもしれません。
将棋は、特別な才能がなければ楽しめないゲームではありません。ルールさえ覚えれば、子どもから大人まで誰でも始めることができます。
特に小学生のお子さんがいるご家庭では、初心者向けの将棋セットや入門書を使って、親子で一緒に楽しみながら覚えるのもおすすめです。
私自身、将棋を続けてきたことで多くの人と出会い、さまざまな経験をすることができました。将棋が必ず学力を上げるとは言えませんが、自分で考える力や挑戦する楽しさを学べる、とても魅力的なゲームだと思っています。
興味を持った方は、ぜひ初心者向けの将棋セットや入門書から始めてみてください。
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